uシートは高コスパ

最近の快速エアポートは猛烈に混雑している。国内・国外の航空需要がともに増加しているものの、輸送力は変化していない。でも、uシートの価格は変化していない。エアポートで座ることが期待できない現状では、自由席の環境は年々悪化していることを考慮すると、uシートの相対価格は実質値下がりしている。

若いうちにリスクに慣れること

若いうちにリスクに慣れることはとても大事だと思う。リスクに慣れるということは、自分の身に降りかかるリスクを正しく認識できるということである。リスクを認識できれば、リスクを回避する生き方ができるし、そのための戦略を考えることができる。

かつては順風満帆型の人間が多かったと思う。大企業あるいは公務員になれれば、失業するリスクがないので、自らの成長をすべて所属する組織に任せることが可能となる。

京急バスはカードが使える

羽田空港からお台場方面へ向かうときには京急バスが便利である。座席指定ではないが、人数の制約があるので便を指定しなければならない。

羽田空港から乗るとき、券売機で乗車券を買うことができる。特に、カードが使えるので、キャッシュレス志向の人にはおすすめである。

海外旅行にはバナナを

旅行中は積極的にバナナを食べる。なによりコスパがいいし、栄養食である。そして、日本中そして大半の国々で安い。

ヨーロッパ、オーストラリアなどの物価は高い。ただでさえ、日本円の力が弱い上に、日本のサービスは基本的に低廉なので、海外に行くと何でも高く感じてしまう。

観光ならともかく、出張で海外に行くときに、ごはんに高いお金を払うのもうれしくないので、そこらへんの地元のスーパーでバナナとかヨーグルトとかを買うのが手っ取り早い。なので、海外にはスプーンや箸などかんたんな食器を持っていったほうがいい。

海外に行ったからといって、無理して普段以上に食べようとする必要もない。普段通りのものを食べていれば、そこそこ幸せである。

公務員試験の未来

公務員試験についてはいろいろと考えることがある。一人の市民・国民として、そしてかつての公務員受験生としてである。日本は行政中心に回っていることは、多くの人が思うことであると思う。長年、日本は優秀な官僚によって支えられてきた。つまり、日本の社会が継続するためには、継続的に優秀な官僚が行政機構に供給され続けなくてはならない。しかし、この点について懸念がある。

まず、少子化の影響である。日本の人口は減少局面にあるが、人口全体の減少スピードと大学生の減少スピードを比べると、後者が卓越するのは直感的にも明らかであると思う。つまり、新たな官僚として供給したい人数に対して、官僚候補者として公務員就活市場に参加する人間の数が相対的に少なくなるという事態が懸念される。

官僚は優秀でなければならない。なぜなら、官僚に要求される仕事量は多く、求められる能力も高いからである。私は優秀な人間というのは、ある母集団の名から一定の割合で生まれるものだと考えている(もちろん違う可能性もあるが、調べるすべと時間をもたない)。この私の仮説が正しいならば、官僚として供給される人間の能力の期待値は年々小さくなることが懸念される。

次に、民間の労働市場とのかかわりである。若い人材が不足する事態が今後も継続することは想像に難くない。かつての就職氷河期は社会の景気の問題もあるが、人口構成の問題も含むと考えるためである。したがって、求職者側有利の情勢が続くことが予想される。つまり、求人者間で緊張関係が生じる。民間と公務との間で、人材をめぐって緊張状態になる。この状況は現在も起きていることである。私は工学しか知らないが、経済学における経済人であれば、確実に民間を選択するだろう。民間が先に学生と面接をするというだけではない。労働条件においても、民間が優位に立つケースが多いからである(官僚を目指そうという人の周りの世界の場合)。よほど、公共への奉仕を希望する崇高な志を持つ人間によって、今日の技術官僚の定員が充足されていると考えるべきだろう。

私はいい加減、やりがいを訴えかけるだけの公務員募集をやめるべきだと考える。もちろん、崇高な志を持つ人間のことを大変尊敬している。そういう人間こそが公務員になってくれることを強く望んでいる。しかし、私が思うことは、このような人材が存在することに、公務員組織自体あるいは社会が甘えてはならないということである。やりがいを就職のモチベーションとすることは、とても不安定なことだと考える。やりがいはそれぞれの人の心の中にあり、定量化できるものではない。組織全体の「やりがい」をどのように把握するのか?もし、全体の「やりがい」が低下していることにきづけず、あるいは「やりがい」が下がっている職員が多そうな組織だけど、まだ大丈夫だろうまだ大丈夫だろうと、だましだまし組織を回しているときに、プツンと切れるように「やりがい」が消滅して、組織が立ち行かなくなることを大きく懸念する。

解決策は、公務員の労働環境、労働条件を定量的に改善することである。就活は入ってみないとわからないことが多すぎる。特に「やりがい」などは一番わからないもののひとつである。就職前に正確にわかるものは、定量的なものだけである。優秀な官僚を募集するためには、少なくとも労働環境・労働条件において、民間と勝負するようでなければならない。

 

covariance.hatenablog.com

 

国家公務員総合職試験(工学)の合格体験記

私は大学生のときに、国家公務員総合職試験(工学)を受験し、なんとか合格しました。学卒区分での合格でした。しかし、受験の途中で別の進路に興味を持ったため、官庁訪問には行っていません。その後、2年間資格を保持しましたが、それでも官庁ほんもんには行っておらず、そのまま資格は失効しました。なので、以降の文章は官庁訪問以降の話は含まれません。純粋に、官庁訪問の資格をとるまでの記録です。

私が公務員試験を受験した当時、一般教養の試験は4月の下旬ころでした。特に、技術官僚になりたいと強く志していたわけではないので、勉強に対するモチベーションも低かったです。でも、なんとなく将来が不安だったので、受験しようと思いいたりました。

勉強自体は3年生の後期の期末試験が終わってからなので、2月の中頃から始めました。文官とは異なり、技官は大学での勉強をちゃんとやっていれば、なんとか大丈夫という話はうっすら聞いていました。なので、勉強開始時期はかなりぎりぎりでした。まず、過去問を手に入れないとだめなので、人事院の情報公開請求を利用して、過去問を請求しました。2000円くらいだったと思います。請求できる限りすべての年次の問題を請求したと思います。

初めて、問題を解き始めて、これはやばいなと思いました。思っていたより、勉強しなければならない科目の数が多かったからです。工学の専門科目は30くらいある中から、自分のできる問題を選ぶ形式になっています。なので、勉強しなければならない科目の数はかなり多いです。

私は数物科目が苦手で、暗記が得意だったので、過去問を暗記すれば解ける科目に注力しました(のちにこの作戦が裏目となる)。真剣に分析すればだれでもわかることですが、専門科目の出題はパターン化しています。特に、制度や政策を問う系の科目では、おんなじ問題が数年おきに出題されたりします。私が選択した科目は、大学ではほぼ学んだことのないものばかりでしたが、ググったり、ウィキペディアを参考にしたりして、ひとつひとつ問題を理解していきました。その科目の教科書を読むのも有効かもしれません。特に、専門用語などが教科書にまとめられていたりするので、大学の図書館に行ってみるといいと思います。

あと頑張ったのは、一般教養の科目です。特に、数的処理が意味不明でした。畑中本などに取り組んで、出題パターンを事前に知っておくのが、公務員試験の正攻法なようです。私も不安だったので、畑中本を買って対策を始めました。しかし、対策を始めてもなかなかやる気がでません。知的好奇心が全く湧かなかったからです。あと、完全に公務員試験のための勉強をしているというのも、時間の無駄であるように感ぜられて(ならば受験しなければよい)、やる気が全くありませんでした。こんな試験を課しているから、ただでさえ数の少ない理系公務員志望者が民間に流れるのだ、などと偉そうなことを思いながら、それでも勉強をしました。

結局、畑中本の網羅度は2割くらいで本番を迎えてしまいました。数的処理で大事なのは、解けるか解けないかを判断する直感のようなものだと思いいたりました。むしろ、公務員試験で受験性に問うているのは、解ける問題を選ぶ力、要領よく生きる力なのではないかとさえ思います。

そのほか、国語、英語、算数、理科、社会みたいな科目がありますが、これらは対策のしようがなかったので、センター試験を受験した時の余力(4~5年前のもの)と運にまかせました。

専門科目であと頑張ったのは、工学の基礎(算数と物理をあわせたもの)です。これについてはとてもいい本があったので、ほぼこれだけを勉強しました。工学の基礎についてはモチベーションが高かったです。なぜなら、「工学の基礎」というだけあって、工学を学ぶ上で前提となるものなので、これができなければ、公務員になれないどころか、エンジニアにはなれないと思ったので、真剣に頑張りました。

 

技術系公務員 工学の基礎 攻略問題集

技術系公務員 工学の基礎 攻略問題集

 

 なんやかんやで、運よく1次試験に受かると、次は2次試験です。2次試験では記述試験と面接試験があります。私は1次試験を終えたあたりで、ほんの少し灯っていた公務員になろうという気持ちが急速に消え始めました。これと同時に、勉強に対するモチベーションも急速に低下しました。

先ほども述べたように、私は数物系科目が苦手だったので、暗記科目を1次試験で選択しました。しかし、残念なことに記述試験では、その暗記科目がありませんでした。なので、急遽数物系科目を選択せざるを得なくなりました。結局、工学系学生は数物系科目から逃れることはできないのです。急ごしらえの勉強だったので、結果はがたがたでした。モチベーションの低下に加えて、意味の分からない科目を一から勉強しないとだめだったので、とても気持ちののらない時期でした。なので、1次試験では仮に数物系が苦手だったとしても、数物系科目を勉強することを強く勧めます。そうすると、2次試験では、らくらくと勉強を進めることができると思います(実際に、まわりの普通の人たちは、そんなに苦しそうには勉強してなかったようにみえました)。

記述試験本番は、もう無理だ、絶対受からないと思って、会場に行きました。でも、これまでやってきたので、悪あがきのつもりで、解答用紙をできるだけ埋めようと頑張りました。

記述試験を受けていると、途中で面接試験の日時が書かれたはがきをもらいました。つまり、記述試験の結果を問わず、面接には行かなければなりません。私はこれまで生きてきた中で、バイトを含めて、面接というものを受けたことがなかったので、人事院面接が初面接でした。面接というか人と話すのは大の苦手なので、とても緊張したことを覚えています。公務員試験面接の参考書なんかも買って対策しました。頭が真っ白になるタイプなので、典型的な想定質問に対して、ほぼすべてに回答を用意・暗記しました。それ以外の質問をされたら、万事休すの状態でした。

人事院面接は面接カード(だったか?)に沿って行われます。しかも、一つ一つの項目が2行ほどしかありません。つまり、2行の概要を膨らませるように、エピソードトークを展開しなければなりません。当時の私は、面接官に面白い話をすればいいのだとおもっていたので、なるべく興味を引くような、なるべく人とは異なるような、エピソードを選ぶようにしました(たぶん、正しい戦略ではない。人事院面接はちゃんとした人間かどうかを判定するための試験であり、面白い話ができるかどうかを試す試験ではないので、民間とは異なると思う)。

私の読み通り、面接官は私のエピソードをなぞってくれました。私の面接カードに書いてあった内容は、若干支離滅裂なエピソードだったので、普通の人間ならば「これどういうことですか?」と聞かざるを得ません。その質問に対して、さらに支離滅裂な返事を真面目な顔で、あたかも当然かのように話すと、さらに「それはどういうことですか?」と聞かれます。万事そんな感じで人事院面接は進みました(当時の面接官の皆さんすみませんでした)。

私が公務員試験で得たことは、計画的に物事に取り組むという経験です。数的処理の勉強は本当にやりたくなかったのですが、合格するためにはやらなけらばなりません。興味のないことでも、それをできるようにするために頑張るという経験を得ました。もう一つは、面接の経験です。これはとても大きな経験でした。生まれて初めての面接がいきなり人事院の面接だったので、とても緊張しましたが、おかげで面接になれることができました。大学院入試や民間を含む就職試験では必ず面接があります。面接ってこういうもんなんだ、面接のときはこんな頭の使い方をするんだ、という感覚を得ることができたのは大きな収穫でした。

あとお話ししなければならないのは、なぜ1次試験の後にモチベーションがなくなったのに最後まで受験したのかという点です。当時の私は学部4年生でした。社会のことも全く知らず、当然公務員がどういう存在なのかもよくわかっていませんでした。多くの人がそうだと思いますが、就職活動が現実のものとなって、初めて人は自分の将来、そして自分が身を置くことになる社会のことについて興味・関心を持つものだと思います。なので、日々私の中で情報が更新されており、昨日の自分の考えと今日の自分の考えが全く異なるという事態も頻繁におこりました。なので、公務員試験のモチベーションが下がったとしても、その間にいろいろな省庁の政策を調べたり、働いている公務員の方々のお話などを読んだりするうちに、自分の気持ちが変わってしまうかもしれないという思いがありました。将来の自分がどのように考えるのかは、現在の自分にはわかりません。なので、将来の自分の選択肢を狭めないためにも、今の自分が頑張ろうと思った次第です。

このように書くと、もっともらしいようにも見えますが、所詮後付けの話でしかありません。結果的に、モチベーションを回復はおこらず、私の公務員試験は合格通知をもらったときで終わりました(しかし、官庁訪問の権利はその後2年間延長した。さらに、2年後にも公務員試験をなぜか受験している。)。結局、私は現在公務員ではありませんし、霞が関に一歩でも足を踏み入れたことはありません。つまり、1次試験のときの自分の思いが今も続いているということになります。なぜ、公務員へのモチベーションが下がったのかという件については、また別に述べる機会があればと思います。

国家公務員総合職に私はなることができませんでしたが、大変崇高な仕事だと思いますし、これを真剣に目指している人には素直に尊敬します。なれる人なりたい人が公務に邁進していただければと思います。

 

covariance.hatenablog.com

 

『ベイズ推論による機械学習入門』を読む

本書は名前の通り、ベイズアプローチによる機械学習の本です。すでにいろいろな方々による書評があるかと思いますが、皆さん仰る通り「ベイズ」の本です。機械学習を始めて勉強する人であれば、いきなりベイズから学ぶことも正解なのかなと思いました。

私はこの本で機械学習を学びました。いいところを以下に示します。

  1. 安い
  2. 高速
  3. まとまりがいい

まず、本書は安いです。PRMLが上下巻で1万円越えなので、学生などは勇気がいります。特に、機械学習「を」専門としない人には、PRMLは敷居が高いと思います。量も多いので機械学習の学習に時間がかかります。時間を最も割くべきは本業の方なので、なかなか手法の勉強に時間を割り当てるのは難しいのが現状だと思います。

機械学習は「道具」なので、今後様々な分野への応用が期待されています。PRMLで学べる要素は多いですが、必ずしもすべての内容を皆が必要とするわけではありません。そのため、機械学習を一度概観してみて、その中で、自分の研究に必要な部分を学習するというプロセスになるかと思います。

本書は、わかりやすく丁寧ではありますが、「高速に機械学習の概観を見ることができます。これは本書のまとまりのよさのためでもあります。読み終わるころには、本書が記述する内容では物足りなく感じると思います。私はこのように思わせられることこそが、本書のいいところであると思います。物足りなく感じるということは、機械学習の概要をそれなりに理解しつつあるということであり、さらに学習を進めることの動機にもなります。

ちなみに、MCMCと変分ベイズについて、興味を持ったので、これから勉強していきたいと思っています。

 

機械学習スタートアップシリーズ ベイズ推論による機械学習入門 (KS情報科学専門書)

機械学習スタートアップシリーズ ベイズ推論による機械学習入門 (KS情報科学専門書)